
勉強しなきゃいけないのはわかってるけどやる気が出ない
このままだとまずいのわかってるんだけど…
その気持ち、わかりすぎる!!!
やらなきゃいけないとわかっていてもできないときってありますよね。特に勉強に関してはなかなか動き出せない学生や社会人の方が多いのではないでしょうか。
2020年の春はコロナの影響で多くの学校が休校、社会人はテレワークと自宅で作業をすることが多くなっています。
1週間程度の休みであれば、勉強はいったん忘れてゲームやYouTubeに時間を費やすのもいいでしょう。
しかし、1ヶ月ともなれば話は違います。
勉強は継続しないとどんどん忘れていきます。大人になればわかります。学生時代に解けた問題が今は全く解けないです。
逆に、この時期に勉強を継続する習慣を身につけさえすればライバルに大きく差をつけることができます。
とはいえ、意思の力だけで何かを継続して成し遂げるのは簡単にできることじゃないです。
そこで本記事では「勉強をやらなきゃいけないけどやる気が出ない」という方向けにやる気が出る方法を紹介します。
この方法は、仕事終わりに勉強する気が起きない私がいろいろい調べてまとめたものになります。実際に自身で試して効果を確かめてます。
勉強のやる気が出ないのは当たり前

自分のやりたくないこと、強制力がないことにやる気が出ないのは当たり前です。
これは大人でも学生でも変わりません。
勉強というのは多くの人がやりたくないです。大人の仕事も一緒です。できれば家でのんびりゲームやら動画をみて過ごしたいです。
しかし、多くの学生や社会人はやりたくなくても勉強や仕事をこなしてきました。それはなぜか?
やらなきゃいけない環境に身を置いてるからです。
やらなきゃいけない状況でなければ、多くの人はやりたくない仕事や勉強はしないです。
その状況が最近の休校や自宅勤務で変わってきています。理由は、自宅などやらなきゃいけない強制力が働かない環境に身を置いているからです。
ただ、みなさんお気づきのように「やらなくても大丈夫」ではないです。やらない問題が表面化しないというだけです。
例えるなら、本来起動しなきゃいけないアラームが鳴らない状況です。つまり、まずい状況にあることに気付きづらくなっています。
勉強のやる気をだす方法

実はこの「やる気が出ない問題」は、今回のコロナに限らず長年議論されていることです。実際、関連する書籍も多くあります。
それだけみんなが共通に感じる課題ということです。
ここでは私がこれまで実践し、実際に効果があると感じたやる気がでる方法を5つのステップで紹介します。上から順に試して欲しいです。
- 作業の心理的ハードルを下げる
- 目標・目的を明確化する
- 期限を設ける
- やることを詳細化する
- 強制力を与える環境を作る
作業の心理的ハードルを下げる
人間めんどくさいと思うことにはやる気が出ないです。
したがって、やることがめんどうじゃない、なんとかできそうなレベルに変えてあげます。
例をあげると、今からやる作業を「数学を勉強する」ではなく、「とりあえず数学の参考書を開く」に変えてあげます。
後者なら「やってもいいか」という気になりますよね?
これが作業の心理的ハードルを下げるということです。一番キツイのは作業に取り掛かるまでです。作業を始めたら意外となんとかなります。
ちなみに真面目な人ほど、作業のハードルをあげがちです。あまり高い目標を掲げずにとりあえず作業を始めることを意識してみてください。
作業を始めたら集中できるのには理由があります。人間には作業興奮と呼ばれる現象があるようで、作業を始める前まではまったく集中できなかったのに、いざ作業を始めるとグッと集中できるようになります。
この作業興奮は試せばわかります。本当です。
つまり、作業の心理的ハードルを下げて動き出しさえすれば、自然と集中して物事に取り組めるようになります。
目標・目的を明確にする

漠然と「勉強するぞ!」という気持ちだけではやる気が出ません。まずは、なぜ勉強しないといけないのかを考えましょう。
何を今更と思うかもしれませんが、目標・目的は非常に重要です。「〇〇を実現・達成する、だから今勉強するんだ」と自分の中で納得していないとやる気がでないです。
実際に目標・目的を考える際には2つポイントがあります。
- 本当に自分が将来目指したい目標・目的を考える
- 雑でもいいのでノートに書き出す
まず重要なポイントとして、目標・目的は崇高である必要はないです。
目標・目的は「世の中の役に立つ」や「困ってる人を助ける」とかそんな立派なものでなくてもいいです。
例えば、幸せな家庭を築きたい、将来お金持ちになりたい、有名になりたい、海外で働きたいなどでぜんぜんいいです。もっと言えば、楽して稼げるようになりたいとかでもいいです。
要は、本当に自分が将来そこを目指したいかが重要です。
目指す場所が決まったら、そこに至るには何をしていけばいいか書いていきます。最終的に、今何をすればいいのかまで書けたら終了です。
書く際は自分の本心を正直に書くように意識してください。
書いていくと、不思議なことに家庭、海外、お金、名声などの目標はほとんど今勉強した方がいいに繋がります。
この言葉にして書いていくというのは非常に大事です。人間は思っていることに言葉でラベル付けをしないと考えることができないです。漠然とわかったつもりになるのではなくしっかりと言葉にしましょう。
参考までに自分が考えた例です。これくらい雑でもよくて、自分が納得できるものであれば大丈夫です。
目標・目的 =
安定した暮らしがしたい →
大企業勤めか公務員 →
大学に行った方が給料高いし就職有利 、大学も楽しそう→
知名度・実績のある大学の方が就職楽そう →
浪人はしたくない →
自分が無理せず行ける偏差値の大学目指そう →
なるべく好きなことを仕事にしたい →
ゲームが好きだから理系かな →
とりあえず〇〇大学を目指そう→
現状の自分で合格できるのか?→タスク詳細化へ
だいたいの方は現状と理想にギャップがあるはずです。次はそのギャップを埋めるためにはどうしたらいいかを考えます。
ちなみに、考えた結果今勉強する必要がないとなった方は勉強しなくていいと思います。そういう方は、すでに現状やるべきことがなかったり、勉強の他にやるべきことが見つかった人です。
期限を設ける

いつまでにという期限を設けます。これは宿題などと一緒で期限があるとやる気が出るからです。みなさんご存知だと思いますが、期限の設定は最重要です。
人間ができることには限界があります。いくら頑張っても絶対に不可能な範囲は必ずあるので、期限は正しく認識する必要があります。期限を正しく認識することで、危機感が生まれ、やる気の原動力にもなります。
学生、特に受験生の場合、期限を設けるのは簡単です。
受験当日が最終〆切で、模試などを中間〆切に見立てることができます。
受験生は実践している方も多いと思いますが、念のためにいうと、期限も細かく明確化してカレンダーなどに書き込んだ方がいいです。
理由は期限を細かくすることでその期間、さらにはその日にやるべきことが明確になるからです。
やることを詳細化する
ここまでで、目標・目的と期限は明らかになりました。おそらく漠然としたやる気は湧き上がっているはずです。
ただ、それだけではまだ不十分です。次の瞬間から手を動かせる段階までやることを詳細化する必要があります。
これは最初に書いた作業の心理的ハードルを下げるに関連します。つまり、まだやるべきことが大きくて作業に取り掛かりづらい状況です。
なので、心理的に楽に取り掛かれるまでやることを細かく具体化していきます。
ポイントは5つです。
- 目標と期限から作業項目と作業量をだす
- 1日以下の単位までやることを細かくする
- やるべきことは達成可能な量にする
- 場所と作業時間も設定する
- あまり厳しくなりすぎない
まず、何をいつまでにやるかを目標と期限から逆算して出します。
例えば、以下のように1日のやることを決めます。
1日のタスク =
1ヶ月(30日)後の模試でA判定をとる(目標)→
足りないのは理科の点数 →
理科の問題集で苦手な箇所を学べる範囲を特定(問題数は全部で30ページ分を仮定)→
1日2ページやれば15日で1周し、2周目はわからなかったとこだけやるので1日3ページとし10日で問題集が終わる、残り5日はバッファにする
このようにやることの単位は1日以下でできることまで細かくした方がイメージがわき、やる気が出ます。
次に、やることには具体的な数字と場所や作業時間も考慮しましょう。
例えば、朝の通学時間で英単語帳をP10~P12までの2ページ進める、帰宅後夕飯までに参考書のP20の問題3問を解くのようにします。
やることを決める際に大事なのは、ポイント3つ目の達成可能な量を意識することです。
計画を立てる時はいけそうな気がして、1日に膨大なタスクを設定することがあります。これは絶対にやめましょう。
繰り返しですが、作業の心理的ハードルはできるだけ下げるように心がけます。
「今日はこんなにやらなきゃいけない」ではなく、「これくらいなら余裕でいけそう」という量に調整しましょう。
あとは最後のポイントのあまり厳しくしすぎないを意識します。
先ほどの例では5日間の予備日を持つようにしてますよね。期間内に限界まで詰め込むのではなく、余裕を持つのが大事です。
余裕を持っていれば、1日のタスクができなくても焦らずに済みます。
ただ、余裕を持つためには繰り返しですが、期限を意識することが重要です。ギリギリでタスクをやらざるを得ない状況にならないようにしましょう。
強制力を与える環境を作る
ここまでやってもまだ集中できない場合は環境を変えましょう。
なんかの漫画で言ってました。集中力をコントロールするのは難しいけど環境は誰でもコントロールすることができると。
場所はカフェや図書館がおすすめです。
スマホなど自分の集中力を阻害するものに手が出せないようにするなどの方法も検討しましょう。
物理的に移動しなくても、誰かと通話中にして監視してもらうなどの方法もあります。
可能であれば、オンラインの家庭教師サービスなど、金銭的なプレッシャーを感じる方法を利用するという手もあります。
オンライン教材をうまく使う
やる気をだす方法ついては、かなりイメージがついたと思います。
あとは何をやるかです。上の例ではやることに問題集と書きましたが、問題集を探すのも大変です。
お金が許すのならば、オンライン教育やオンライン教材をどんどん活用しましょう。
大手のオンライン教育会社は学習や受験に関するデータや知見の蓄積があります。こういうものは使ったほうが効率的です。
オンラインの場合は合わなかったらやめるというのも容易です。
やる気がでる本
さらにどうしてもやる気が出ない時は意識高い本を読むとやる気が出ます。
ただし、読んだことに満足して終わりにならないように気をつけてください。
あくまでやる気の着火剤、もしくは燃料のようなイメージです。
以下は私が好きな本です。時間のあるときに読んでみてください。
まとめ
長くなりましたが、本記事ではいかに勉強のやる気を出すかについて説明しました。
闇雲に机に向かうのではなく、なぜやる気が出ないかを分析し、心に負担を書けずに効率よく勉強していきましょう。